おかみさん手帖

私の仕事

必要なもの

請求書配りの最中に材料屋さんにおつかいを頼まれた。

丸二陶料 株式会社さん!

いつものお姉さんに

「写真撮らせてもらって良いですか?」と尋ねると

「うちなんか撮るところあるかな??」と。

しこたまあります!!ってことでパチリ

今日は工場で使用する「たてバケ」5本買いました。

私が使うのは面相筆。

画数の多い文字入れするときは間違いない筆なのです。

誰でも買いに入れますので、陶器をされる方で材料に困ったら是非

相談しながら購入できます。

面相筆は日本画でも使っていた。

今は全く絵は描いてないけど

実家に行くと、私が卒業制作で描いた たたみ一畳より少し大きなサイズの京都嵐山付近田園の風景画が飾られている。

特注の立派な木枠の額縁には、母が丁寧にハンガーをぶら下げている・・・

そう。雨の日、洗濯物を干しているのです

マヂかよっ!と、二度見した。絵、観えへんや~~~ん

何日も畑ん中に座って、昼から夕暮れまで描いていた田園風景。

足をブユに刺されて、卒業後 OLになってからも赤くただれて腫れたくるぶしは、いつもパンストがくっついた。

そんな思い出の絵に洗濯物。やってくれるぜお母ちゃん。

 

学生時代、どうも私は人物画が不得意で

まあ、風景を描くのが好きだったこともありますが、一年を通じで裸婦をデッサンする授業もありまして

一応、鉛筆は走らせますが雑念だらけで完成させても完璧には程遠かった。

みんな無心でデッサンする中で私ときたら

『お姉さん、モデルのお仕事 時給いくらやろか?』 『いくらとして、何日働いて・・・』や、

『有名な画家さんにも描いてもらうのかな?』などなど。

 

学生時代、京都市右京区太秦に一年だけ一人暮らしをさせてもらっていた。

テスト前に「英語をみに来てほしい」と、左京区で一人暮らしをしている兄に 友達とお願いしたら

後日、バスに乗って来てくれた。

兄の第一声目が「俺の下宿より100倍いいとこに住んでるな。」

あの優しい声が今も耳から離れない。せめて10倍って言ってほしかった

お父ちゃん、お母ちゃん、兄ちゃん二人、ホントにホントに出来の悪い私でごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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